malletKATは、2つの音のレイヤー(層)を利用することで従来の楽器ではできなかった表現を可能にしています。それぞれのレイヤーはコントローラ(Controller)と呼ばれており、編集が可能です。
画面一行目中央に、どのレイヤーモードを使用しているのか表示されます。
- HANG:ハングモード:FTSW2 “Sustain2”を押している間、コントローラ2に音が変更されます。したがって、コントローラ2がオクターヴ低く設定されている場合、FTSW2 “Sustain2”を押している間はオクターヴ下がることになります。
- SPLT:スプリットモード:鍵盤のある音域を指定の音源に、他の音域を異なる音源に設定できます。したがって、一つのmalletKATに二つの音源を設定できます。どの音域がどの音源を奏でるかも設定できます。
- DOUB:ダブルモード:両方の音源を常に重ねて演奏できます。
- MEL1-3:メロディ・コードモード1-3:いくつの音が同時に発音されているかによって異なった音源を演奏するモードで、3つのバリエーションが用意されています。
- VEL S:ヴェロシティシフトモード:強弱によって異なった音源を演奏します。どのくらいの強弱で音源が切り替わるのかも調整できます。
- ALT:オルタネートモード:それぞれのコントローラの音を一打ずつ演奏します。
レイヤーモードの変更には、以下の手順を踏みます。
FTSW2“Edit”を押している間に下記の操作を行います。
- ハングモード:三番目に高いC(HANG)を1度叩く。
- メロディ・コードモード1:三番目に高いC(HANG)を2度叩く。
- メロディ・コードモード2:三番目に高いC(HANG)を3度叩く。
- メロディ・コードモード3:三番目に高いC(HANG)を4度叩く。
- スプリットモード:二番目に高いD(SPLIT)を1度叩く。
- ダブルモード:二番目に高いE(DOUBLE)を1度叩く。
- ヴェロシティシフトモード:二番目に高いE(DOUBLE)を2度叩く。
- オルタネートモード:二番目に高いE(DOUBLE)を3度叩く。
もう一度FTSW2“Edit”を押すことで設定が保存されます。
※ こちらの設定は、malletKAT Visual Editorというソフトウェアを使って編集することも可能です。
※ vibeKATでは変更できません。
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